隣人トラブル!②

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May 26, 2019 23:07
日本ではありえなさそうな、この話を記したが、どの発展があったかも述べる。この女性は、被害妄想があり、おそらく統合失調症を患っており、明らかに精神的なケアを必要としている。しかし、隣人の精神的な状態を警察や社会福祉サービスにこれを訴えっても結果はない。なぜなら、本人は決して自分の状態を意識せず、治療を受ける必要があると思わないし、自分や他人を傷づけるまでは、法律上では強制的に精神的ケアを受けさせられないからだ。「変な婆だが、年を取っているからしょうがないし、暴力的になる恐れはなさそうなのでほっとおいたらいいじゃない」と村の警官は父親に言った。母親は、彼女の子ども(別の町に住んでいる一人の息子と二人の娘)に連絡してみたが、子ともたちは自分の母親ともかかわりたくないとはっきり答えた。隣人は、体上の病気はないし(むしろ、老年期の女性にしては驚くべき体力があり)、まだ自立的に暮らせているので、警察も家族も福祉サービスも無反応である限り、病院で治療を受けさせられることにならない。私の親は、日常的に迷惑をかけられている上に、侮辱的な発言や嫌がらせを受けてきたため、裁判所に訴えることを検討したが、これもイタリアでは難しい選択だ。とくに民事の場合に、訴えた時から実際に裁判に行ける時までは10年間もかかることは少なくないし、その際までは弁護士などの費用を自分で担わないといけないので、非常にお金と時間がかかる。そのため、親は諦めて、問題は不解決のままである。現在、彼女は夜中に叫んだりものを投げたりする行動を続けている。私の意見では、この話は隣人問題とも言えるが、それよりも、深刻な精神疾患を患っているにもかかわらず、苦情している市民を助けるはずのイタリアの国家にも、自分の親戚にも、見捨てられてしまった女性のとても悲しい話だ。そのため、隣人問題というのは、国の法律ばかりでなく、精神的な病気に対する一般的な態度にも左右されると私は感じる。
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