紅包と冥婚

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Jan 24, 2019 18:05
台湾人は旧正月を祝います。行事の一つとして、日本のお年玉と同じように、“紅包”をあげます。

紅包とは、赤い封筒のこと。中国の伝統文化で、赤はお祝いや喜びを代表する色であり、赤い封筒は旧正月のお年玉や結婚式のご祝儀などを贈る時に使われるのです。しかし、使い方はもう一つあります。少し怖いかもしれませんが、“冥婚”ということです。

未婚のまま亡くなった女性の遺族が、独りで黄泉に行く女性を可哀想に思い、女性の結婚相手を探していきます。その結婚相手を見つけるため、道端に紅包を置きます。この紅包を拾う男性が、女性が選んだ結婚相手だと思われ、結婚(冥婚)を求められるのです。紅包には現金や死者の遺髪、生前の写真などが入っています。

これは本当にあった風習です。少ないけれど、時には冥婚だと疑われる事件がニュースになったこともあり、今でもまだ行われているようです。

幽霊を怖がる人にとって、これは怖い話かもしれませんが、悪いことばかりではなさそうです。“選ばれた”男性が女性の幽霊と結婚しているとはいうものの、他の普通の女性と結婚することができます。その男性に感謝の気持ちを持ち、遺族は男性にたくさんのサポートを与えるということもあるとか。

普通に考えれば、紅包を拾うことは、お金を拾うのと同じ意味なので運が良いとも言えるのですが、台湾にはこういう”冥婚“の風習があるので、道端の紅包を勝手に拾ってはいけませんね。警察に通報した方がいいでしょう。それなら紅包を拾った警察官が冥婚の対象になるのです…?