Deflation Mindset(デフレ・マインド)

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Apr 28, 2019 21:34
“Deflation Mindset”とは、将来への不安や心配により、人々がお金を使わない傾向が強い結果、消費不振で物価水準が下落し、生産縮小や雇用減少など景気に不利な条件が生じるという意味である。日銀の黒田総裁は、それは転換すべきことだと主張している。もしかして、今年のゴールデンウィークを10連休にした理由には、こういう転換に関する思惑もあったかもしれない。

“10連休、何をする?”と日本の友達に聞いたら、”我々はお金もないので、10連休は要らない“と言われた。お金がないじゃなくて、使わないじゃないかと私は思うが、こういう態度を持っている日本人は少なくないようだ。あるアンケートによると、10連休の予定についての質問に対し、“自宅でゆっくりする”という回答が40%超で最も多い結果となったという。10連休は、日本経済を活気付けることができるだろうか?

友達は会社で営業の仕事をしているので、“本月の売上が心配だ”と述べた。多くの企業は十日間の休みになり、道理で本月の売上は影響されているが、小売業者や、ホテル、レストラン、ビールメーカー等の売上は伸びるだろう。しかし、この期間の売上の伸びは、今年度の売上の伸びの保証ではない。

今年のゴールデンウィークの10連休には、新天皇の即位を祝う意味も含まれている。今回の新天皇即位は、前天皇の崩御ではなく退位によるもので、国民は自粛する必要がないので、少なくとも短期的な経済効果はあるだろう。実際のところ、それは今の日本人がどの程度“Deflation Mindset”を持っているのかということにも関係すると思う。ここでは、お金を持つことではなく、お金を使うことが物を言うのだ。

日本で“Deflation Mindset”が続いている理由は、デモグラフィックスにあると言われている。それは高齢化が進み、社会全体でお金を使うことに対しての態度がどんどん保守的になっているということだ。

休みを長くしたその分、経済を良くすることができるだろうか?大型連休は人々の“Deflation Mindset”を転換することができるだろうか?果たして10連休は日本の景気回復を助けられるのか、見守っていきたいものだ。